皆さんは自宅に保管している食料品に、白い粉の様な物がびっしりとついていた、こんな経験ありませんか?
もしこんな状況に遭遇すると、一気に青ざめちゃいますよね…
これは【コナダニ】というダニが大量に繁殖した結果、白い点々となって人の目に見えている状態です!
出来るなら、ダニが住み着かない家を目指したいものです
家中がコナダニだらけなんて、考えただけでゾッとしませんか…?
この記事では、以下の事を書いています!
- コナダニが発生した時に駆除する方法
- コナダニはどのような所に発生するのか
- 発生しやすい時期はいつか
- コナダニが発生すると、どんな事が起こるのか
- コナダニをエサにして増えるダニがいる!?
- 駆除後にやっておきたい再繁殖防止策
もし自宅の食料や様々な場所に白い点々を見つけたら、この記事を参考にして適切に対処してみて下さい!
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コナダニが発生した時の駆除の方法
コナダニを退治するのに効果的なのは、燻煙剤と呼ばれる薬での駆除が効果的です!
燻煙剤は缶に水を入れる事によって、中の薬成分が煙と共に部屋中に広がり、駆除してくれると言うものです
分かりやすいのはバルサンですね!
缶の中の殺虫成分でコナダニをやっつけると言うのが、燻煙剤を使った方法です
ホームセンターで売っていますので、缶の裏に書いてある効能の所にダニとかいてあれば、それを使うと良いでしょう!
ただしこの方法は、手軽に出来て簡単に駆除できる方法なのですが、実はコナダニの再繁殖が多いのも事実です…
コナダニの生態が分かってくると、『再繁殖が多い』と言った意味が分かってもらえると思います
コナダニの生態
コナダニは体長0,5mmほどの大きさで、肉眼で見る事は困難です
ですが一匹では肉眼で見えないとしても、大量に繁殖することで白い塊となり、我々人の目でも見る事が出来る様になっていきます
コナダニは多湿の環境を好んで住み着き、梅雨時期~秋に多く繁殖します!
この時の繁殖時期の卵が非常に問題で、燻煙剤を使ったとしても再繁殖に繋がると言ったのは、この卵が原因です!
なぜならば
先程紹介した燻煙剤は成虫には効くのですが、卵には効果が薄いんです!
我々がコナダニを見つけた時は、すでに成虫になってしまっていることが多く、薬だけでは一時的な効果はあっても、完全に駆除することは出来ないと言うことは、覚えておきましょう!
コナダニが発生しやすい場所
コナダニは開封した食料品に対して、大量に発生しやすい特徴があります!
具体的には
- 味噌
- 鰹節
- ホットケーキミックス
- 小麦粉
- 米
などが該当します!
これらは1度では完全に使い切る事が出来ず、次回の為に残しておきますよね?
ちなみにあなたは、口を開けた小麦粉などの食料品をしまっておく時、どうしていますか?
大抵の方が『輪ゴムで口を縛っておく』か『クリップで口を閉じる』の2択のだと思います
コナダニは非常に小さいので、輪ゴムやクリップで閉じた位では効果が無く、簡単に袋の中に侵入出来てしまいます
※コナダニの繁殖を抑えるためには、ジップロックに入れてからしまう様にしましょう!
カビが発生している場所も危険
コナダニは食料品だけを食べて、繁殖するわけではありません
実はカビをエサに繁殖をする性質を持っています!
例えば
- お風呂場
- 風通しの悪い部屋
- 湿気が多い部屋
- 布団やマットレスをずっと敷いたままの場所
こういった場所は非常にジメジメしていて、カビが生えやすい環境なのは言うまでもありませんよね?
※カビが生えないようにこまめに換気をして、掃除をしておかないとカビが生えやすくなり、コナダニが繁殖しやすい環境を作り上げてしまいますので、注意しましょう!
和室は特に注意が必要!
食料品とカビをエサに繁殖するコナダニですが、和室に繁殖するケースも非常に多いです!
畳は湿気を吸収してくれて、部屋を快適に保つのに役立ってくれますが、畳の内部に溜まった湿気は、コナダニの生育にとって最高の環境になってしまいます…
和室で気を付けたいのが畳が古くなって張替をした時で、この時は特に注意が必要ですよ!
『新品の畳なんだから、コナダニは発生しないでしょ!』感じると思いますが、新しい畳は湿気をたくさん吸収してくれるので、古い畳に比べて内部に湿気がたまりがちです
『新品の畳だから、ダニの繁殖は無いでしょ』と大半の人は思いますが、実は新品の畳の方がコナダニが生息しやすい環境になるという事ですね!
新品の畳なのになんか変ですが、これが事実なんですよね…
対策としては畳の内部にこもった湿気を出し、部屋の空気を入れ替えるためにも、定期的な換気をしっかりと行いましょう!
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コナダニが発生するとどういった事が起きるのか?
コナダニが発生した食品を食べてしまったり、大量に吸い込んでしまうと、アナフィラキシーショックという現象を引き起こす可能性もあり、非常に危険です
スズメバチに刺された時などに起こしやすく、ショック状態になってしまうのがアナフィラキシーの特徴です!
このアナフィラキシーショックになってしまうと、最悪の場合死亡する可能性があるので、非常に危険な症状なんです…
アレルギーの原因になる可能性がある
コナダニがしたフンや死骸が原因で、アレルギーになってしまったり、もともとアレルギー持ちの人は、症状が悪化する原因になってしまいます
これらは一例ですが、コナダニがアレルギー性の症状を引き起こす可能性がある一覧です!
コナダニが原因のアレルギーで厄介なのは、コナダニを完全に駆除できないと、症状が1年中続いてしまう事です!
例えば花粉症などのアレルギー症状は、花粉が出る期間だけ症状が出るため、その期間だけ我慢することで乗り越えられますよね?
ですがコナダニは完全に駆除できないと、年中家の中にコナダニがいるため、アレルギーの原因が完全に取り除けないので、症状が1年中続いてしまい、とても厄介な問題です!
コナダニをエサにツメダニが発生する!?
コナダニが繁殖することで怖いのは、アレルギー症状が出る事と考えられがちですが、特に気を付けないといけない事が、もう1つあります
それはコナダニをエサにして、さらに厄介なツメダニを発生させてしまう事です!
ダニがダニを呼ぶなんて、考えただけで怖く無いですか…?
コナダニは基本的に刺すことをしない為、させれたことによるかゆみと言う症状はありません
ツメダニに刺されると、激しいかゆみが1週間程続きますし、非常に厄介なダニなので注意しましょう!
ツメダニはコナダニが多く発生している場所に発生しやすいので、刺されない為にはコナダニが繁殖出来ない環境を心がける事で、予防することが出来ますよ!
コナダニの駆除の為にやって欲しい事!
コナダニは食料品に発生することも多い為、薬成分の入った燻煙剤を使った方法は、使える場所が限定されてしまいます
・薬を使わない方法でおすすめなのは、ドライヤーの熱で駆除するやり方です
コナダニの特徴として、湿度が高い場所は好きなのですが、反対に乾燥を極端に嫌います
また直射日光を当ててあげる事で、ドライヤー当てた時と同じ効果がありますので、場所に余裕があって天気が良い日は、小麦粉や味噌などの食料品や、調味料をお日様に当ててあげる事も、とても重要ですよ!
・コナダニが発生した物は思い切って処分する
仮に乾燥パスタなどにコナダニが発生した場合、思い切って処分しましょう!
まだ食べられるものを捨ててしまうのは、正直気が引けてしまいますし勿体ない気がしますが、ここは思い切りが必要なので完全に割り切って考えましょう
アレルギーの所で説明しましたが、コナダニを大量に食べてしまうとアナフィラキシーショックで死ぬ危険性があります
勿体ないと思って食べてしまっって、命を落とすなんてはっきり言って割に合いませんよ!
勿体ないと思っても、実際は何百円か何千円の世界です
何百円の食べ物と命は、天秤にかけられませんからね!
こうならならないためにも、定期的に食料品の収納場所にドライヤーの風を当てたり、日光の当たる場所に定期的に出してあげる事で、予防が可能です!
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再発防止策の紹介!
コナダニを駆除できたなら、再発防止策を取りましょう!
この再発防止策を取るか取らないかで、天と地の差があると思って下さい!
コナダニは繁殖力が強いためしっかりと対策を取らないと、コナダニが再発生する事態になりかねませんよ…
常にコナダニの恐怖に怯えるのって、はっきり言って嫌じゃないですか!
①新鮮な空気を送り込んで、常に換気を心がける
定期的に食料品庫や床下収納、畳の部屋にお風呂場など、コナダニが発生しやすい場所をこまめに換気しましょう!
食料品庫などは、普段扉を開ける機会が少ない所でもありますので、しっかりと換気をして、高温多湿な環境を変えてあげましょう
コナダニが発生しやすそうな場所の近くに、除湿器や扇風機を置いて空気を循環させるのも、とても効果的ですよ!
②袋を開けた食品や粉物は冷蔵庫に入れる
コナダニから食品を守るためには、口を開けた物は冷蔵庫に入れて保管する癖をつけましょう!
どうしてかというと、コナダニは低温状態では繁殖が出来ない為、コナダニが増える事を防止できるからです
※ただし間違ってはいけないのが、低温状態であっても死ぬわけでは無いので、冷蔵庫に入れたからと言って、完全に安心という訳ではありませんので、注意しましょう!
もし冷蔵庫がいっぱいで、入れる事が出来ないならば、ジップロックなどの密閉容器入れてからしまうと良いでしょう
③こまめに掃除をする
食べカスだらけだったり、カビが生えるような環境は、コナダニが大好きな環境です
こういった環境をつくらないためにも、こまめに掃除をしましょう!
お風呂場などは、カビが生えないように定期的に掃除をしてしっかりと換気をする事で、湿気がたまらないようにしてあげる事が大事です
また畳の部屋で寝ている方は、布団やマットレスを敷きっぱなしにしないで、湿気がたまらないようにすることも必要なので、覚えておきましょう!
④押し入れには吸湿剤とダニ取りシートのダブル使いで防止しよう
押し入れは出し入れが頻繁では無い限り、常に多湿な状態になってしまっています…
これではコナダニに来てくださいと言っているようなものです
普段あまり開け閉めしない場所は湿気がたまりやすいので、除湿剤を置いて湿気がたまらないようにしてあげましょう!
食品などを入れる棚ではおすすめしませんが、食料品が入っていないただの棚や押し入れには、吸湿剤の他にダニ取りシートを設置してみましょう!
2つ合わせる事で、湿度の少なくてダニが寄り付かないような、理想的な環境を作り上げる事が出来ますよ!
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まとめ
コナダニは梅雨時期から秋にかけて発生しやすいダニですが、環境さえ整ってしまえば季節を問わず発生します!
またダニと聞くと古い家のイメージが多いと思いますが、実際は新築であっても発生します
コナダニは刺す事をしない為、そこまで危険では無いと考えるのは非常に危険で、アレルギー反応を起こし、命を落とす可能性がある事を覚えておきましょう!
最後にコナダニについて、要点をまとめておさらいをしますので、しっかりと覚えておきましょう
- コナダニは湿度が高い場所を好む
- 一番繁殖する時期は梅雨から秋だが、環境が揃えば1年中繁殖してしまう
- 口の空いた食品や小麦粉などは、冷蔵庫で保管する様にする
- コナダニが原因でアナフィラキシーショックや、気管支喘息などの症状が出る場合がある
- コナダニをエサにしてツメダニが増える可能性がある
- コナダニを増やさない為には、定期的に換気をして新鮮な空気を送り込む
これらの事に気をつけながらコナダニを駆除していき、再繁殖させないように気を付けて、快適な毎日を過ごして行きましょう!
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