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ぬか漬けに卵の殻を入れると酸味が和らぐ!でもおすすめしない理由

自宅で漬物を作っている人って、結構多いですよね!

 

自宅で簡単に出来て、とても美味しいのがぬか漬けです

ぬか漬けは乳酸菌の力のおかげで、どんな野菜も美味しくしてくれます

 

にんじんやキュウリ、大根などの野菜をぬか床につけておくだけで美味しくなるので、食卓のお供に欠かせません

 

ですがこのぬか漬けなんですが、酸っぱくなってしまう時があるんですよね

そんな時は、卵の殻を入れれば良いと聞いた事ありませんか?

 

昔からおばあちゃんの知恵袋的に言われている事ですが、個人的には絶対にやめた方が良いと考えています!

 

この記事では、なぜぬか床が酸っぱくなってきたら、卵の殻を入れない方が良いのかを紹介していきます

 

最悪の場合は命に係わる可能性がある事なので、必ず最後までこの記事に目を通して下さい

 

早速行ってみましょう!

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ぬか床が酸っぱくなっても卵の殻は入れるな

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昔から言われている事なのですが、『ぬか床が酸っぱくなったら卵の殻を入れれば良い』、このように言われています

 

実際にやった事があると言う人も、中にはいるのではないですか?

 

ですが私はこの卵の殻を入れる行為、絶対におすすめしません!

必ず起こる事では無いのですが、最悪の場合は食中毒を引き起こしてしまうかもしれません

 

1度は聞いた事があありませんか?有名なサルモネラ菌

このサルモネラ菌による、食中毒が起こる可能性があります(怖)

 

 

もし家族全員がサルモネラ菌によって食中毒になってしまったら、目も当てられません…

 

『卵の殻で食中毒が起こるなんて聞いた事ないよ』と思ったかもしれませんが、実際に起こる可能性は必ずありますので、聞いた事が無くても注意が必要です!

サルモネラ菌がいる場所

なぜ卵の殻でサルモネラ菌の食中毒が発生するのか?

 

あまり知られていませんが、卵の外側にはサルモネラ菌が付着している確率がとても高いのです!

 

ここまでくれば、何故ぬか床に卵の殻を入れるのはおすすめしないか、分かりましたよね?

 

 

考えただけで、とても怖く無いですか?

 

卵の殻をぬか床に入れた事のあるご家庭では、食中毒がたまたま起こっていなかっただけかもしれませんね

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 サルモネラ菌とは?

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サルモネラ菌とは自然界に広く存在している菌で、ネズミやハエ、猫や犬などのペット感染する危険が合える危険な菌です!

 

人の腸内にも存在し、非常に危険な細菌と言えますので注意が必要です

 

身近な食品にサルモネラ菌がいる場合があるので、毎年サルモネラ菌が原因の食中毒が後を絶ちません

食中毒になる可能性がある食品

サルモネラ菌は、普段私たちが口にしている牛・豚・鳥の肉です

同じく卵と殻にはサルモネラ菌が付着している可能性が多いです!

 

鳥の腸内に菌が存在しているのですから、当然卵の中と外に付着するのは、簡単に想像できますよね

 

特に卵関連の食中毒(卵かけご飯など)は、毎年必ず発生しているので身近な食中毒と言えるでしょう

サルモネラ菌の特徴は?

サルモネラ菌の特徴として、次の3つがあげられます

 

  1. 少量でも食中毒を引き起こす
  2. 乾燥に強い性質がある
  3. 二次感染を起こしやすい

 

特に3番の二次感染には注意が必要です!

 

サルモネラ菌は感染力が高く、感染者によって汚染された食品を調理する際の、家庭で感染することが多いです

 

例えばハンバーグを作る際、サルモネラ菌によって汚染された肉を触ったと仮定します

この汚染された肉を触った手を洗わずに、他の食材を触ってしまったとしたらどうでしょう?

 

もしこの食材が刺身だったら…

加熱することなく、食卓に上がると思いませんか?

 

これと同じような状態が、ぬか床の中で起きたと考えてみて下さい

サルモネラ菌の症状

主な症状はとして

  • 激しい吐き気
  • 下痢
  • 高熱の発生

このように、よく耳にする食中毒の症状です

 

ですが症状が長く続く場合が多く、菌の潜伏期間は6時間~3日程と長い期間わたって、菌を保有すると言う特徴があります!

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ぬか床に殻を入れるなら熱湯消毒が絶対必要! 

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個人的には、ぬか床に卵の殻を入れるのは反対です!

ですがぬか床が酸っぱくなってしまい、 中和の為に卵の殻を入れるというやり方は、皆さんも聞いた事があると思います

 

もし卵の殻を入れる場合、必ずやって欲しい事があります!

 

卵の殻は高温で熱湯消毒をしたものを使う!

 

これは必ず守りましょう。しかもなるべく長い時間、熱湯に入れた物を使うとさらに良いでしょう

 

大半の細菌は75℃以上の熱で死滅しますので、熱湯消毒は食中毒予防にとても効果があるんです!

 

卵であれば黄身がしっかりと火が通る位の時間(約10分)、この位しっかりと熱湯にくぐらせておくと、さらに安心でしょうね

ぬか床が酸っぱくなる原因

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 ぬか床が酸っぱくなる原因は主に3つあって、このどれかに該当するとぬか床は酸っぱくなってしまい、美味しい漬け物にはなりません

 

自分が作ったぬか床は該当するか、チェックしながら見て行きましょう!

①ぬか床の温度管理が悪い

ぬか床には最適な温度があって、20℃~25℃くらいが適温と言われています!

 

ですがこれからの時期は特に気温が高くなり、ぬか床の温度も上がります。これに伴って、ぬか床の温度が適温を超えてしまい、発酵が進みすぎてしまい酸っぱくなってしまいます

 

対策としては野菜室の中に入れるのが良いのですが、ぬか床が大きく入らない場合いがあります

そんな時は保冷材でぬか床を冷やしてあげたり、適温に保ってあげる様にしましょう

 

テレビなどで見たことがあるように、床下収納の中にぬか床を入れておくのは、場所を取るからだけではなく、床下はぬか床を適温に保ってくれる、最適な場所だからなんですね!

②ぬか床をしっかりと混ぜていない

ぬか漬けを美味しくするコツは、しっかりとかき混ぜる事です!

夏場は朝と夜2回、冬場は1日1回しっかりと混ぜましょう

 

こうしないと乳酸菌が余計に繁殖してしまい、酸っぱいぬか床の原因になってしまいます

 

もし毎日かき混ぜているのに酸っぱくなると言う人は、下の方からしっかりとかき混ぜていますか?

表面だけではありませんか?

 

乳酸菌は空気を嫌うと言う性質がありますので、ぬか床にしっかりと空気を入れてあげると(下の方からしっかりと混ぜる)乳酸菌の繁殖を抑えられ、酸っぱくならない美味しいぬか床が保てますよ

③ぬか床の塩分が足りない

ぬか床の塩分を野菜が吸う時、野菜は水分を出します

 

野菜を塩もみすると水分が出ますよね?あれと同じです

 

このぬか床の中に水分が多くなると、乳酸菌の発行が進んでしまい、漬物が酸っぱくなってしまいます

 

もしぬか床の表面に水が溜まっていたり、ぬかがべちゃついてきたと感じる様であれば、いったん野菜は全部取り出して塩を足してあげましょう!

 

その際は塩を足して3日くらいは、ぬか床を休ませる事も忘れないようにしましょうね!

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酸っぱくなった時は重曹を入れよう

重曹にはぬか床の酸度を調整してくれる役割があります

 

ぬか床が酸っぱくなってしまった時は、酸性に傾いています。これによって酸っぱい漬け物になってしまいます

 

こんな時は酸性を中和する目的で重曹を入れましょう!

 

出来るなら料理用の重曹を準備できるなら最高ですが、出来ない場合は普通の重曹でも構いません

 

やり方はとても簡単で、酸っぱくなって来たかな?と感じたら、重曹を小さじ1杯くらい入れて良くかき混ぜましょう

 

入れる分量は小さじ1杯くらいなのですが、ぬか床の大きさが皆さん違うと思うので、あくまでも目安と考えて下さい!

 

重曹を入れる際には注意点があって、入れすぎない事が大切です!

 

重曹を入れすぎると、ぬか床の中の乳酸菌が少なくなりすぎてしまい、腐ってしまう可能性があるんですね

 

まずは小さじ1杯くらいから入れてみて、味を見ながら細かく調整した方が上手く行きますよ!

 

と言ううのも私の失敗談として、一度に重曹を入れすぎてしまい、ぬか床自体が駄目になってしまったと言う苦い経験があります…

半年ほどかけて作ったぬか床だったので、本当にショックでしたよ

 

こうならないようにするためにも、皆さんは注意して下さいね!

 

ぬか床の大きさにもよりますが、たくさん入れたとしても、大さじ1杯くらいまでで止めておきましょう

重曹が無い時は小松菜を付けると良い

重曹を使った方法は簡単なのですが、自宅に重曹が無い家庭もあると思います

 そんな時は小松菜を漬けてみて下さい

 

小松菜にはカルシウムが豊富に含まれていて、先程の重曹と同じように酸性を中和してくれます

ぬか床が酸っぱくなった時に青物の野菜を漬けると、酸っぱくなったぬか床が元に戻ります

 

その中でオススメなのは、小松菜なんですね!

カルシウムが豊富だと言う、酸っぱくなったぬか床で付けた小松菜って意外と美味しいんですよ!

 

キュウリや大根で酸っぱくなった漬物は好きじゃないのですが、小松菜の苦みが酸味で消えて結構おいしく食べれます

 

個人的には青物では小松菜を漬ける事をおすすめしますね!

まとめ

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ぬか漬けは美味しいだけではなく、乳酸菌が豊富なのでお腹の調子を整えたり、便秘の解消が期待できます

 

自宅で簡単に美味しく作る事が出来る事から、自分のぬか床で漬物を作っている人が多いです

 

そんな皆さんが一度は経験するのが、ぬか床が酸っぱくなるという問題です

 

昔から言われているように酸っぱくなったぬか床は、卵の殻を入れると収まります

ですが最初に説明したように、サルモネラ菌の食中毒の危険性があるので、注意して下さい!

 

むしろ卵の殻は使わないようにしましょう!

 

サルモネラ菌の食中毒を起こしまうと、最悪の場合死亡する可能性だってあるそうです…

年間を通して、サルモネラ菌による食中毒は起こっているので、あなたも被害に遭う可能性だって十分あるんですよ!

 

 

その代わり重曹を入れるやり方であったり、小松菜を漬けるやり方で酸味を無くしてあげましょう

 

またぬか床を酸っぱくしないためにも、よくかき混ぜる事や温度管理、保管場所などを気を付けましょう

こうした予防策を取っておけば、ぬか床が酸っぱくなる事もありません

 

安全にぬか漬けを作って、美味しく頂いちゃいましょう!

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