夏になりエアコンを使う機会が増えてきましたね!
昔はエアコンは体に悪いと言われた事もありましたが、今では熱中症予防のためにも、適切にエアコンを使のは、当たり前になって来ました!
エアコンって季節によっては毎日使わないので、実はトラブルが多いんです
しかも室内側の本体と、室外機に分かれているので、本体のトラブルは気づきやすくても、室外機のトラブルには気づきにくいです
室外機のトラブルで多いのが、ドレンホースと言われる排水ホースから、出るはずの水が出ないトラブルです
本来であれば排出されるはずの水が出ない、そんな時に起こる、エアコンのトラブルについて紹介します!
室外機を見てみて、本来出ているはずの水が出ていない時に、今回の記事を是非役立ててみて下さい!
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室外機から水が流れないのは何で?
エアコンによって空気が冷える仕組みとして、熱交換器と言うものを使って空気を冷やします。この熱交換器によってできた温度差によって、結露が生じます
その最に出来た余分な水分がドレンホースを通り、外に排水されるようになっています
ダイキンHPから引用
エアコンで室内が冷える仕組みは、このようになっているんですね!
ドレンホースから水が出る理由は、エアコンの冷房やドライ運転によって吸い込んだ室内の空気を、熱交換器によって冷やす際に出来た水分が結露した物です!
室外機を見てみると、こんなホースが出ていますので、確認してみましょう!
本来であれば赤のホースの部分から、エアコンの冷房中は水が出てきます
ですがそのドレンホースから出るはずの水が、何らかの理由で水が出ない事があります!
その理由としては部屋の中の水分量が少なかったり、冷やす力が少ない場合は水分が結露しにくくなり、ドレンホースから水が出ない事があります!
このように部屋の水分量や、部屋を冷やす力の関係で、ドレンホースから水が出ない場合があります
※この事から分かるように、室外機から水が排水されないからと言って、必ずトラブルでは無いという事です!
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エアコンの水漏れの原因は何?
エアコンは室外機側から水が流れる様になっていますが、まれに室内側の本体から水が垂れるトラブルが発生します!
その原因はとして考えられるのは、次の3つです
- 壁の穴がしっかりと塞がっていない
- 熱交換器のフィンが結露してしまい、排水部分の不良が原因
- ドレンホースの排水不良
どこから水が垂れているかによって、トラブルの対処方法が違ってきますので、まずご自宅のエアコンの、どの部分から水が垂れて来るのかを把握しましょう!
①壁の貫通部分から水が垂れてくる場合
エアコンは冷媒管と呼ばれる配管の中に、非常に冷たい冷気が流れています
冷媒配管の中の冷気を熱交換器に伝え、冷やされることによって冷気を発生させる仕組みです!
この冷媒管は室内のエアコン本体と、室外機に繋がっています。その為に壁に穴を空けて、冷媒配管を貫通させています
本来であればこの貫通部分は、水が入らないようにコーキングと呼ばれる、防水処理がなされています
ですがこの防水処理が、何らかの理由で不良になる場合があり、貫通部分から雨水が入り込む可能性があります
もし壁付近から水が垂れる場合は、貫通部分のコーキングが地震などの影響で、壊れる場合があるので、貫通部分にひび割れなどが無いかチェックしてみましょう!
※地震などで壁がひび割れる様に、意外と貫通部分のひび割れのトラブルは多いです
②熱交換器の結露が原因の場合
熱交換器は温度差によって、結露が発生します
夏場に冷たい水が入ったコップの外側に、水滴がつく状態をイメージしてもらうと、分かりやすいと思います
この結露は冷房やドライの運転をすると必ず起こるので、結露した水を受ける『ドレンパン』と呼ばれる受け皿が、エアコンの内部に設置されています
このドレンパンには、緩やかに傾斜が付いていて、傾斜に沿って水が流れていき、排水ホースから室外に排水される仕組みになっています。
この受け皿が壊れてしまっている場合や、つまり等によって上手く排水されない場合は、エアコン本体の下あたりに水が垂れてくる、そんな事例がある事を覚えておきましょう!
※この場合素人では、なかなか判断が付きにくいので、専門の業者に見てもらう事をおすすめします
③ドレンホースのつまりが原因の場合
熱交換器によってできた水は、ドレンホースを流れて外に排水される仕組みとなっています
このホースの内部がごみ等が詰まってしまい、排水不良になってしまう場合があります!
ドレンパンは決して大きな受け皿として設計されていないので、小さなゴミやほこりなどが詰まりやすくなっています。その他には料理によって起こる油汚れや、人間の油などもドレンパンに詰まってしまい、排水の妨げになってしまいます
何とか排水されたとしても、ホースの内部に様々なゴミが溜まってしまいます
この様になってしまうと、ドレンホースの流れを悪くしてしまい、排水不良を引き起こし、室外に排水できず逆流を起こしてしまい、室内に水が垂れてしまいます!
台所の排水溝の汚れを放っておくと、水が逆流するって聞いた事ありませんか?
まさにそれと同じことが、エアコン内部で起こってしまうんですね
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ドレンホースの掃除方法
エアコンの水漏れで多いトラブルは、ドレンホースの排水不良が圧倒的に多いです!
このドレンホースをしっかりと掃除できれば、業者を頼まなくてもトラブルに対処できるので、覚えておとくとかなり役にたちますよ
室外のドレンホースを見て見て、ごみや異物が見えるならば割りばしやピンセット等を使って取り除きましょう!
これはあくまでもピンセットなどが届く場合に限られますが、見える場所にゴミや異物が無い時は、簡単に掃除が出来ません
そんな場合に役立つ、2つの方法を紹介していきます!
①掃除機で綺麗にする方法
この方法はご家庭にある掃除機を使って、ドレンホースの内部を綺麗にするやり方です!
掃除機に付属されている、狭い所に使うノズルを取り付けて、ドレンホースの口に密着させて、ゴミを吸い出します
※このやり方のポイントとしては、ドレンホースの形状とノズルの形状がどうしても合わないので、吸引力が逃げないように隙間が出来ないようにすること。手や布を使って、力が逃げないようにすると効果的です!
また掃除機を使うとき、絶対に気を付けて欲しい事があります!
ドレンホースの中には、排水が上手くいかなかった水が残っている場合があります。この水を掃除機が吸い込んでしまい、掃除機が壊れてしまう事があります
※こうならないためにも、何日間か使用していない状態でやると、ドレンホース内に水分が無い状態で掃除を行えるので、掃除機を壊さずに済みますよ!
②専用のポンプを使って綺麗にするやり方
個人的にはこの方法で、掃除することをおすすめします!
私も年に数回、必ずこのやり方でドレンホースを掃除します
Amazonや楽天で『ドレンホースクリーナー』と検索してみて下さい!
安い物では1000円~、高くても3000円しない位で買えます
このような形状になっていて、大きな注射器の様な形をしています!
やり方もとっても簡単で、ドレンホースに先端を入れ、矢印の方向にひっはるだけで簡単に掃除が出来ます。矢印の方向に引っ張るとホース内が真空状態となり、ドレンホースの中に溜まったゴミが吸引されると言う訳です
この方法をおすすめする理由は、ドレンホースの中に水が溜まっていたとしても、関係なく掃除が出来る点です!
先程紹介した掃除機を使った方法では、エアコンを使っていない日を何日か作って、ホースの中に水が無い状態にしてからじゃないと、掃除機を壊してしまう可能性がありました
ですがこのドレンクリーナーを使えば、ホースの中に水があろうがなかろうが、関係ありません
値段も結構手ごろなので、毎年使うエアコンの掃除用に1台買っても絶対に損しませんよ!
※注意点として、矢印の方向に引っ張るのとは逆に押し出してしまうと、ごみがエアコン本体部分に逆流してしまうので、注意しましょう。私は遊び心で逆方向に押し出したらば、室内のエアコンの送風部分から水とゴミが垂れた苦い経験があります…
やっぱり専門のエアコン業者に見てもらうのが一番安心
今まで紹介した水漏れに対する対処方法は、あくまでも素人が出来る事を紹介しました!
ですが『餅は餅屋』と言う言葉があるように 、専門の業者に見てもらうのが間違いのない方法で、一番安心です
エアコンはとても複雑な構造になっていますので、素人で出来る事はどうしても限られてしまいます。電気配線も関係する場合もあるので、素人では感電の危険性もあって手を出すべきではありません!
プロであれば一目見ただけで、水漏れなどのトラブルの原因を瞬時に判断して、解決してくれるでしょう
時間とお金に余裕があるならば、プロに今のエアコンの状況を判断してもらいましょう!
同時に日頃から自分で対処できる、ドレンホースの中の掃除などは自分でやるようにしましょう。やはり経験は物を言いますので、自分でやった事がある人と、全く経験の無い人では、トラブルに対処する対応力が全く違いますから
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まとめ
エアコンから水が垂れて来ると、『もしかして故障したかな』と焦りますよね…
本格的に買い替えるにしても、ピーク時であれば工事まで1ヵ月待ちなんて事も、ざらにあります
日頃から故障にならないように定期的に掃除をしたり、自分で出来るメンテナンスはしっかりとやっておきましょう
今回紹介したドレンホースの中の汚れ掃除は、素人でも結構簡単に出来ますから!
しかもエアコントラブルで多いのは、ドレンホース関連の物が多いですからね
ドレンホース関連のトラブルは、個人でも対処できる場合が多いので、自分で対処する癖をつける様にしましょう
またトラブルにならないように、未然に予防する行動も同じく重要です!
どうしても自分で対処できない時は、プロに頼みましょう!
- 出来る事は自分でやる
- 出来ない事はプロに頼む
メリハリをしっかりとつけて、エアコンを大事に使って長持ちさせましょう!
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