お腹に赤ちゃんを宿し生まれて来る我が子を、今か今かと待っているお母さんで多い悩みに逆子の問題があります
妊婦さんは定期的に赤ちゃんの状態を診察してもらいに、産婦人科に行くと思いますがそこで逆子になっている事を告げられる事も多いかと思います
その場合担当医から【逆子体操】を進められることが多いです!
今回の記事ではお腹の赤ちゃんが、逆子だと診断され逆子体操を勧められた人向けの記事となっています
この記事内では以下の事を紹介しています↓
- 逆子体操って何?
- 逆子ってどんな状態?
- 逆子体操ってどうやるの?
- 体操を始めると、胎動にはどのような変化があるの?
- 逆子が治るとどこら辺を蹴るのか?
- 放っておくとどんな危険性があるの?
- 素人でも分かる見分け方はあるの?
- 体操を始める目安の時期は?
- 逆子体操って必ずしないといけないの?
こういった疑問に答えて行きます!
逆子と診断された人はもちろん、これから出産を控え逆子の知識を身に付けたい人など、おすすめな記事となっています!
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逆子と診察されたら逆子体操をしよう
妊娠中は定期的に妊婦検診があるかと思いますが、そこで思いがけず主治医から『逆子ですね』と言われることがあります
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で決まった位置があり、それとは逆向きになっている事を逆子と言います
本来は産道に向かって頭が向いているのが正常な位置でが、逆子はこれとは真逆で180度頭の位置が逆になっています
この状態のまま放っておくと、へその尾が首に絡まる危険性があり、対策が必要となります!
この場合の有効な対策は【逆子体操】です!
通常赤ちゃんは、出産のときは頭から最初に出て来るのが一般的です
ですが逆子の場合は頭が上になっているために、出産のとき産道にとどまる時間が長くなってしまい、酸欠を起こしてしまう危険性がある怖い状態です
こういった状態を改善するために、赤ちゃんの頭を下に移動させるための体操を、逆子体操と言いますので、覚えておきましょう!
逆子体操のやり方
逆子体操のやり方はとっても簡単で、誰でも出来ます!
体操と言う名前が付いているので、難しく聞こえるかもしれませんが、特定のポーズを取るだけと言う簡単さです
特に難しい事は無いので、体調を見ながら試してみましょう!
※1点注意してもらいのは、逆子体操をしたからと言って必ず逆子が治る訳では無いので注意しましょう。あくまでも逆子を治す手伝いをする体操だと理解しましょう!
実際100%では無いのですが、逆子体操をしたらば逆子が治ったと言うママさんが多いので、まずはやってみるをおすすめしています!
ちなみに逆子体操は『胸膝位』と『ブリッジ』の2種類がありますので、自分に合った方法で試してみましょう!
①胸膝位のやり方
ヨガで言う所の猫のポーズに似た姿勢ですが、赤ちゃんの頭の位置を治すのに有効だと言われています!
胸膝位のやり方は動画の方が分かりやすいので、こちらをまずはご覧ください!
この方法で気を付けたい事は、比較的長い時間この体制をキープすることになるので、気分が悪くなったり、辛い時は無理をしない事です!
慣れるまでは、少しの時間から始める様にしましょう
焦らずにゆっくりのペースで良いので、無理はしないように心がけて、ポーズを取ります
妊婦さんの体はとても負担が大きく、一定の姿勢をキープすることが難しい場合があります。この時は無理をしないで、出来る日(体調が良い日)にやるようにしましょう!
②ブリッジ法のやり方
こちらも簡単に出来る、おススメな逆子体操です
まくらやクッションがあれば出来るので、自宅で実践しやすいかと思います!
こちらも下記の動画で、詳しいやり方を見て行きましょう!
こちらの方法も胸膝位方と一緒で、長い時間この姿勢をキープします!
お腹が張りやすいので、気分が悪くなる場合もあります。この場合は、絶対に無理をしないようにしましょう
動画では10分とありますが、妊婦さんにとってこの姿勢で10分キープすることは、決して楽な事では無いので、無理をしないようにやっていきましょう!
ブリッジ法も胸膝位方と同じように、最初は数分からで構いません
慣れるまで最初は数分からで構いませんし、慣れてきたら時間を増やせば良いので、逆子体操をするときは、絶対に無理はしないようにしましょう!
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逆子体操をすると胎動はどのように変化するのか
逆子体操をすると、赤ちゃんの頭の位置が治り胎動に変化が現れます!
赤ちゃんはお母さんのおなかの中にいる時、動くたびにお腹を蹴りますが、逆子の場合頭が上にあるので、お母さんの下腹部を蹴ると言う特徴があります
逆子体操で逆子が治ると、今までの下腹部とは違い、お腹の中心あたりを蹴るようになります!
これは赤ちゃんの頭の位置が180℃回転した事を意味していて、これにより赤ちゃん
の足の位置も変わる事で、お腹を蹴る場所が変わります
赤ちゃんがお腹を蹴る際、今まで下腹部に集中していたのであれば逆子の可能性があり、逆子体操をする事でお腹の中心を蹴るように変われば、逆子体操によって頭の位置が正常になったと考える事が出来ます!
※逆子体操はすぐに効果が表れたと感じる人がいる一方、時間がかかる人もいますので、個人差がある事は頭に入れておきましょう!
逆子を放っておくとどんな危険性があるのか
逆子に気づかずそのままにしていた場合、どんな危険性があるのか覚えておきましょう!
まず覚えていてもらいたいのは、仮に逆子であってもお腹の中の赤ちゃんの生育には、実はそれほど問題を与えません
むしろ影響があるのは、出産の時なのです!
一般的な出産の場合、赤ちゃんは頭から生まれてくるため、体が産道に引っかからないようになっています
足から生まれる状態の逆子は、出産のとき産道に体が引っかかりやすく、出産に時間がかかってしまいます。へそのをも首に絡まりやすく、窒息の可能性も十分に考えられます。破水が始まると、赤ちゃんは肺呼吸へと呼吸方法を切り替えます
出産に時間がかかればかかるほど、赤ちゃんの頭が子宮内に残ってしまいます。この状態は酸欠を引き起こし、長引けば長引くほど生まれてきた赤ちゃんは、脳に十分な酸素がいかず、後遺症などの問題を抱える可能性が高まります!
こうした危険性が考えられることから、医師が逆子での出産は危険だと判断した場合、緊急の帝王切開での出産の可能性もあるという事を、しっかり覚えておきましょう
逆子の出産時は、母子共に危険が伴う場合も十分にありますので、早い段階で逆子が分かったらば、出来るだけ赤ちゃんの頭の位置を正常に戻してあげる事が重要です
そうして準備万端な状態で、出産に望みましょう!
逆子だと見分ける方法は無いのか?
逆子は産婦人科の定期健診で、判明することがほとんどです
と言うよりそれ以外では見分ける方法が少なく、なかなか気づきにくいと思います
見分けるポイントとして、逆子は頭に位置が上になっているので、赤ちゃんが動いて蹴る場所は、必然的に下腹部の場合が多くなります。このことから↓
- 胎動を感じる場所が下腹部に近い
- 膀胱を蹴られやすいので、おしっこが近くなる
- 胎動が激しい
このような状態に心当たりがあれば、逆子の可能性を疑った方が良いかもしれません
こういった状況が続くようならば、主治医に症状を説明し詳しくチェックしてもらうと良いでしょう!
素人の判断で勝手に決めつけるのいけません
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逆子体操を始める目安の時期は?
逆子体操を始めるには、妊娠30週前後あたりからが良いとされています
30週前後~35週をめどに逆子体操を行いましょう!
36週を過ぎると赤ちゃんの成長が進み、お腹の中で回転することが出来ず、逆子が治りずらいと言われています
この36週を超えても逆子が治らない場合、帝王切開の選択肢が出て来るので、適切な時期に始める様にしましょう!
大事な事なのでもう一度言います
- 体操を始める時期は30週前後
- 36週を過ぎても治らない場合、帝王切開の可能性が高まる
忘れずに覚えて下さいね!
体操の効果を高めるポイント
逆子体操は誰でも出来る優れた体操ですが、さらに効果を高める3つポイントがあるので紹介します!
①体を温めながら体操をする
②血流を良くする
③ストレスをためない
冷えは筋肉を硬くしてしまい、子宮の筋肉も同様です
子宮の筋肉が硬くなっていれば、逆子体操で赤ちゃんの位置をずらそうにも、固まった子宮内では移動しにくく、効果が得られにくくなってしまいます
理想はお風呂上りなどで体が温まっていて、柔らかくなっている時にやってみましょう!
同様に血流が悪いと体の冷えに繋がってしまいますので、食事などで血流を良くする生活を心がけましょう
逆子が治るか心配しすぎると、不安はストレスとなり赤ちゃんにも伝わります。お母さんのストレスは、赤ちゃんの成長を妨げる事になってしまいますので、出来る限りストレスを溜めない生活を心がけて下さい!
逆子体操で注意したいポイント
逆子体操は難しい物ではありませんが、まずは主治医と相談してから始める様にします
妊婦さんの状態により、逆子体操をやらない方が良い場合があるからです
よかれと思ってしていた行動が、実はやらない方が良かったなんて事が無いように、気を付けましょう
主治医に相談→アドバイスをもらう→経過観察→続けてみる→逆子が治る→出産にのぞむ
このような流れでやっていきましょう!
同じように注意してもらいたいのが、無理は絶対に禁物だという事です
妊婦さんはお腹が大きくなり、日常生活を送るだけでも大変です。逆子体操のポーズは最初は慣れていないので、腰を痛めたりする方が必ずいます
逆子を治したい気持ちは分かりますが、まずは焦らずに行きましょう。妊娠中は動きが制限されるため、筋肉が硬くなりがちです。この状態で、ブリッジ法の様に骨盤を高く上げる動作は、腰痛が出る場合があるので無理は禁物です!
もし痛みが出た場合はすぐに体操を止めて、主治医に必ず相談しましょう!
逆子体操は必ずやらないといけないのか
お腹の赤ちゃんが逆子と診断された場合、必ず逆子体操をしないといけないのかと言うと、実はそうではありません
この逆子体操は、お医者さんでも意見が分かれやすいです。逆子だと分かったらば体操を勧める先生もいますが、体操を勧めない先生もいます
割合では半分半分くらいでしょうか。注意したいポイントで紹介したように、腰痛を発症したりするリスクがある事から、逆子体操を勧めない先生もいます
※何度も言いますが、逆子体操をしたからといって、100%逆子が治るものではありません
逆子体操で逆子が治った人がいる一方で、最後まで逆子が治らず帝王切開で出産をした方も大勢います!
いま通院している産婦人科の主治医に、逆子の時はどうするかを前もって相談しておくと、心構えが違うかもしれませんね!
逆子が治らないとどうなるの?
逆子体操を試しても、逆子が最後まで治らない方がいます
この状態での自然分娩は危険性が高く、赤ちゃんが亡くなってしまう可能性がある事を覚えておいて下さい
もし最後まで逆子が治らない場合、帝王切開での出産を判断する事になりますが、1度帝王切開での出産を経験したらば、第2子以降の出産は必然的に帝王切開となるので、出産のたびにお腹にメスが入る事を覚悟しておきましょう
1度帝王切開を経験をすると、子宮の筋肉が縮まりやすく、出産の回数を重ねるごとにどんどん硬くなり、出産自体が難しくなります!
また帝王切開での出産は3回までが限界と考えられています。一昔前は2回までと考えられていましたが、最近は医療の発達で3回までなら、帝王切開でも子供を産む事が出来ます!
たくさん子供が欲しいと考えている方は、逆子にならないように対策をしていかないと、出産回数が限られてしまう可能性があるので、十分に注意しましょう!
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まとめ
出産を控え、我が子を抱くのを心待ちにしていると思います
定期的な健診で、赤ちゃんが逆子と判明する事は結構ある事なので、あまり深く考えすぎないようにしましょう!
ストレスや不安は、赤ちゃんにとって大敵ですよ!
逆子の危険性やデメリットを紹介しましたが、正しい知識と正しい方法で実践しないと、腰を痛めてしまったり効果を得る事が出来ない可能性があります
大事な事なのでもう一度言いますが、逆子体操を始める時は必ず主治医に相談し、絶対に無理をしないように心がけて実践しましょう!
逆子体操は妊婦さんには有名な体操なので、必ず逆子が治ると思っている方がいらっしゃいますが、それは誤解です。あくまでも逆子の状態の赤ちゃんの向きに、正しい頭の位置に戻す動きを補助してあげるのが、この逆子体操です
逆子体操は100%逆子を治すことは出来ませんが、逆子が治るのに一役買ってくれる事は間違いありません!
もしあなたが産婦人科の定期健診で逆子と診断されたら、今回の記事を参考にして正しく逆子体操をやってみましょう
逆子体操の注意点や、体操を始める時期なども紹介しましたので、正しい知識と共に逆子体操を実践してみましょう!
元気な赤ちゃんが生まれる事を願っています!
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