現代人が抱えている体の悩みで非常に多いのが、腰痛に関する事です!
中でも若い世代での腰痛が、最近では増えている事をご存じですか?
腰痛が酷く夜も寝られない、そんな人もたくさんいると思います!
あまりのひどさに病院で診察をすると、【腰椎分離症】と診断されませんでしたか?
しかも腰椎分離症の終末期だと…
今回の記事では腰椎分離症の終末期について、紹介していきます!
この記事がおすすめな人は
- 医師から腰椎分離症の終末期と診断されて困っている方
- 腰椎分離症の特徴は?
- 腰椎分離症の原因は何か?
- 腰椎分離症の治療スケジュールを知りたい
こんな方にピッタリな記事となっています!
腰椎分離症と診断された方も、ご家族に腰椎分離症の終末期と診断された方がいらっしゃるならば、是非とも読んでいただきたいです!
早速行ってみましょう!
スポンサーリンク
腰椎分離症とは
人間の背骨は本体と呼ばれている【椎体】と、後ろに位置している【椎弓】と呼ばれる骨で出来ています!
とても簡単に言うと、この2つの骨が疲労骨折を起こしてしまい、分離(離れてしまっている状態)の事を腰椎分離症と言います!
異常の無い本来の骨であれば、くっついているのが当たり前ですが、激しいスポーツなどが原因で骨が離れてしまう、それが腰椎分離症と呼ばれる状態なのです
この腰椎分離症は骨が成長しきっていない若い世代に多く、部活動などで激しい動きをする人に多く見られます!
初期の腰椎分離症であれば痛みもほとんどなく、無自覚のまま痛みを感じることなく生活出来ます
大人になって病院での診察で、実は以前から腰椎分離症になっていた事実を初めて知ったと言う人もすくなくありません
上記は腰椎分離症を分かりやすくしたイラストです
赤まるで囲っている場所がくっついていないのが見て分かると思いますが、この離れている部分こそが腰椎分離症になっている場所そのものです。ここが疲労骨折を起こしている部分と言う訳ですね!
イラストを見ると分かりやすいですが、腰椎分離症とは読んで字のごとく、骨が分離(離れている)状態なのが理解してもらえたと思います
普通の骨折と疲労骨折の違いは?
一度の怪我が原因で起こる普通の骨折と違い、疲労骨折は繰り返し負荷がかかった事が、主な原因の骨折です!
例えとして金属板を曲げる事をイメージして下さい!
金属は固い物ですが繰り返し負荷をかける事によって、最後は折れてしまいますよね?
これと同じようにもともとは非常に硬いものでも、繰り返し負荷をかけることによって、いずれ折れてしまう。これと同じことが疲労骨折です!
一度の衝撃に耐えられずに折れてしまう一般的な骨折とは違い、疲労骨折は全くの別物だと覚えておきましょう
腰椎分離症の特徴は?
腰椎分離症には症状が軽く自覚がない状態のものから、ひどい痛みを伴うものまで症状は様々あります
主な腰椎分離症の特徴は以下のです!
- 腰をそる事で痛みが出る
- 激しいスポーツをやっている人(過去にやっていた人)に多い
- 10代での発症が多い
- 体が硬い人がなりやすい
- 腰椎分離症になった人の骨は、ほとんどくっつかない
- 腰椎分離症を放っておく→すべり症になって足のしびれなどを併発する
これらの症状に当てはまる項目が多いならば、早めに医師の診察を受けましょう!
腰椎分離症になりやすいスポーツは?
腰椎分離症になりやすい年代として、10代の若い世代が圧倒的に多いです
これは骨がしっかりと成長しきっていない状態で、過度の負担が骨にかかってしまい疲労骨折をしてしまうのが原因です!
10代は部活動などで体を動かすことがとても多く、激しい運動をする機会が多いです。
このため骨が未成熟な時期にかかった負荷が原因で、骨が耐えきれず疲労骨折を起こしてしまうのです
腰椎分離症になりやすいスポーツは以下の通りです!
野球
バレーボール
水泳
柔道
上記の様な体に負荷がかかりやすいスポーツは、腰椎分離症になりやすいので注意しまが必要です!
これらのスポーツで共通することは、『ひねる』『ねじる』『ウエイトトレーニングをたくさん活用する』この3つです。骨が柔らかく壊れやすい時期に、この3つを行いやすいのが、今説明したスポーツなのでよく覚えておきましょう!
スポンサーリンク
腰椎分離症の終末期とは
腰椎分離症でも症状が軽い、またはほとんど感じない初期、痛みが増える進行期、痛みが激しく辛い症状の終末期の3つがあります!
腰椎分離症の終末期では、疲労骨折した骨がくっつくことがほぼ難しい状態の事を意味します
こうなってしまうと骨がくっつく事が期待できないので、治療と言うよりは痛みと上手に付き合いながら、痛みを和らげることに力を入れて行かないといけません!
初期であればコルセットを巻いたり、安静にしている事で骨がくっつく事も期待できますが、終末期の場合はこうはいきません
治療方法の選択肢が多い状態で、腰痛分離症の発見をすることが出来れば、治療に向けて出来る事が多いです
どんな病気や不調でもそうですが、大切なのは早期発見だという事です!
腰椎分離症と診断された後の治療スケジュール
腰椎分離症には大きく分けて、初期・進行期・終末期の3つに分ける事が出来ます
それぞれのステージによって対処方法も違いますし、治療にかかる時間も違います
腰椎分離症が疲労骨折である以上、安静にしておくことはどのステージであっても、必ず必要な事となっています!
治療に大切なのは、折れてしまっている骨をくっつけてあげる事が、大事なポイントになって来ます
各ステージごとに治療法が異なりますので、それぞれのシーンごとに治療方法を見て行きましょう!
①初期の治療方法
オーダーメイドのコルセットを作り、装着して骨を固定します。激しい運動は避け安静にすることを心がけましょう!
骨がくっつく可能性が高いのがこの初期なので、例え痛みがあまりなくても安静にしておくのが良いでしょう
痛みがなくなった時点で、MRIで撮影してもらい医師の判断をあおぎましょう!
②進行期の治療方法
この頃になるとはっきりとした痛みが感じられます。コルセットで腰を固定するのは初期と変わりませんが、この進行期は運動自体を完全に中止しましょう!
進行期では骨がくっつくかどうか50%の確率なんだそうです
この50%の確率を下げないためにも、軽い運動であっても行わないようにしましょう!
その後の診察で骨がくっついたのが分かったらば、筋力アップの為軽い運動をして元の体に近づけていきます!
③終末期の治療方法
残念ながら終末期になってしまうと、折れた骨はほぼくっつく事は無いでしょう
この場合は体の柔軟性を高めたり、マッサージなどで体をほぐし、今の状態の痛みを緩和してあげるのが終末期の治療の流れです!
筋力をつける事で痛みを緩和することが出来るので、痛みがひどくならない程度に運動を再開させましょう!
まとめ
腰椎分離症は初期であれば自覚症状があまりなく、気づきにくいのが特徴です!
また部活動でスポーツをしている、10代に非常に多いです!
激しい動きをするスポーツ程、腰椎分離症になりやすいので注意しましょう
腰椎分離症の症状が初期であれば、骨がくっつく可能性が高まりますので、もしも腰に違和感があるならば早めの受診をお勧めします!
親御さんは特に、我が子のわずかな変化にも注意をして、体が発するサインを見逃さないようにしましょう!
何事もそうですが早めの対処であれば、治療の時間も少なくて済みますので、気を付けて生活しましょう!
スポンサーリンク