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ボタン電池を誤飲した時の症状の紹介と子供を誤飲から守る方法!

赤ちゃんの頃はなんでも口に入れてしまうので、赤ちゃんのそばには置くものを気を付けないといけませんよね!

 

最近では口に入れても安心なおもちゃや、小麦で出来た粘土なんて言うのもありますよね?

これらは小さい子供は、口に入れてしまうだろうと言った考えの元で、口に入れても大丈夫な様に作られています

 

でもすべての商品がそうではありません

 

赤ちゃんの誤飲で多いのが、ボタン電池です!

このボタン電池は、どこの家庭にもある様々な物に使われていて、赤ちゃんが誤飲する危険性が非常に高いんですよね

 

と言う事で、赤ちゃんを誤飲から守ってあげるために、この記事では以下の事を紹介しています!

 

  • ボタン電池を誤飲した場合はどうなるの?
  • もし飲み込んでしまったらどう対処したら良いの?
  • 誤飲を防ぐにはどうしたらいいの?

 

このようにボタン電池の誤飲についてまとめていますので、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭は、参考になる内容となっています!

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 ボタン電池を誤飲した時の症状

赤ちゃんがボタン電池を誤飲してしまうと、どの様なことになるかという事から、まずは紹介します!

 

赤ちゃんかボタン電池を誤飲してしまった場合、早ければ1時間~1日くらいで食道や胃に気管に穴が開いてしまいます

最悪の場合は命に係わる可能性があって、非常に怖いものがあります…

 

主な症状としては最初はせき込むようになって、その後はたんが絡んだように、苦しそうに息をするのが特徴です

 

異変に親が気づけないでいると、取り返しがつかない事になるかもしれませんので、子供の様子は日頃から観察する様にしてあげて下さいね!

実際の事故事例

では実際の事故事例をもとに紹介します

 

今回はAさんと言う方の息子さんの事例です!

 

Aさんの子供が咳をし始め風邪をひいたのかなと、母親は最初の段階では思ったそうです

近所の小児科に連れていき、診察を受けると風邪と診察されて、処方された薬を飲ませます

それでも一向に良くならず、別の病院で診察をすると今度は、たまにある子供の病気だと診察さたそうです。そこで処方された薬を飲んでも、一向に症状は改善しません…

 

子供の異変から10日近くたった頃、食事中に子供が呼吸困難になり、母親はのどに食べ物を止まらせたんだろうと思い、吐かせようとしましたが一向に症状が変わりません。今度は大きな総合病院で診察をしてもらうと、なんと食道にボタン電池がある事に、ここで初めて気づきます

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国民生活センターより引用

 

このレントゲン写真は、2歳児がボタン電池を誤飲してしまった、実際のレントゲン写真です

 

丸く真っ白に映っているのがボタン電池がある場所で、この様にレントゲン写真を撮れば一目両全ですね。このレントゲン写真を見て、初めてコイン電池を飲み込んでしまい、気管に張り付いている事に気づいたのです!

 

このAさんの子供はボタン電池を取り除く手術を受け、一命はとりとめたそうです!

 

ですが食道と近くの器官には穴が開き、動脈を傷つける可能性があったため、食べ物を食べて栄養を取るのではなく、胃に直接栄養を与える生活を1ヵ月半近くもの間、続けなければいけない位の重症だったという事でした

 

たかがボタン電池とはいえ間違って飲み込んでしまうと、命を落とす危険性がある事が分かってもらえましたか?

 

電池で食道や胃に穴が開くなんて、考えただけで怖いですよね…

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何故ボタン電池で胃に穴が開くのか?

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何故電池で気管に穴が開くのかと言うと、電池が気管に触れて電気分解が起きると、アルカリ性の液体が作られます。このアルカリ性は、タンパク質を溶かしてしまう性質があるので、気管に触れた部分が溶けてしまうのです

 

 

こちらは産経新聞からの引用ですが、ボタン電池を使った実験結果です!

 日本の議論】ボタン電池誤飲「1時間で食道に穴」も…知られていない怖 ...

 

上記の写真は鶏肉の上にボタン電池を乗せて、およそ20分置いた状況です

電池が触れていた場所が、丸く穴が開いているのが分かりますよね?

 

まさにアルカリ性の液体によって、穴が開く事が実証された結果です。ボタン電池を誤飲してしまった場合、これと同じ事が食道だったり、胃だったりで起こります

 

穴が開くのは、どこに電池がとどまるかによって場所が違うので、一概にどこの気管に穴が開くのかは言えません

 

平べったい形をしているので、どこかしらの器官に引っかかりやすく、穴が開きやすいので、親は誤飲を防ぐための対策を取らないと、あなたの子供が誤飲の被害に合うかもしれませんよ!

ボタン電池ってどういった物には入っているの?

ボタン電池がいったい何に使われているのかを知っていないと、我が子を誤飲の危険性から守ってあげる事は出来ません!

 

身近な所では以下の物が、分かりやすいのではないでしょうか?

 

 

必ずしもボタン電池では無い場合がありますが、身近な所で言えばこういったものに多く使われています

 

これを見てあなたはどう思いましたか?

 

 

私の友人は『小さい子供が電池が入っているふたを開けて、電池を取れるわけないじゃん』と言っていました。同時にこんな事故なんて起こる訳ないじゃん、とも感じた様でした

 

でもよく考えて見て下さい

例えばおばあちゃんが補聴器の電池を交換していたとします。小さい子供がこれを見ていて、誰もいない間に真似をしていたらどうでしょう

 

補聴器から電池を外してしまい、好奇心から口に含み、間違って飲んでしまうとは考えられませんか?

 

あるいは兄弟でいる時、タイマーのふたを取って遊んでいて、何かの拍子に電池が外れてしまい、誤って飲み込んでしまう可能性があると思いませんか?

 

※ふたが付いているから、小さい子供は電池を取れないと親は思いがちですが、意外にも親が考えつかない方法でふたを開けてしまったり、知らず知らず誰かがきっかけで、ボタン電池に触れる機会が多いんです

誤飲が多い年代は何歳?

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事故の情報を収集する『医療機関ネットワーク』には、情報を集め始めた2010年~2014年の間に、51件ものボタン電池の誤飲が報告されています!

 

誤飲の疑いも含めると、90件以上情報が寄せられています

 

この中で圧倒的に多い年齢があるんです。3歳以下が51件中50件を占めていて、そのうちの4割近くが、1歳児までに多い傾向があります

 

この年齢を聞くと共通しているのは、なんでも興味を示し、まずは口に入れたがる年齢だという事です。家にあるおもちゃの誤飲を心配するのも大事ですが、身近な所にある家電や日用品も忘れてはいけませんよ!

ボタン電池の誤飲を防ぐのに大切なポイント

日用品や家電、子供のおもちゃにもボタン電池を使用した物は意外と多いです

ですが子供用おもちゃは誤飲の可能性を少なくするために、ネジなどでしっかりとふたが止められていて、簡単には開けられないようになっています

 

ボタン電池の誤飲を防ぐポイント】

  • ボタン電池を使っている製品を把握しておく
  • 子供用おもちゃはふたにネジを使っているか
  • 電池交換は必ず親がやる
  • 子供のおもちゃ以外は、基本的に遊び道具にしない
  • 使い終わった電池は子供の手が届かない所に置く

 

小さい子供はまさかそんなと思える方法でふたを開け、電池の誤飲事故に巻き込まれる可能性がある事をしっかりと覚えておき、子供の行動には注意しておきましょう!

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ボタン電池を間違って飲んでしまった場合の行動は

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もし子供が間違って電池を飲み込んでしまった、またはその可能性が疑われる場合は速やかに病院で処置をしてもらいましょう!

 

最初に紹介したように穴が開くまでに、早ければ1時間程度で穴が開いてしまう事もあります

 

適切な処置までにスピードが大事ですので、自分で何とかすると考えずに、お医者さんに診てもらいましょう!

 

※絶対にとりあえず様子を見てみるなんて事は、やめて下さい。仮に飲み込んでしまった電池を吐き出したとしても、気管は溶けて傷ついているかもしません。素人判断はせず、必ずお医者さんの判断を仰ぎましょう!

口に入れると危険と思われる物は、子供の手が届くところに置かない 

電池以外でも子供の誤飲は、年間500件近くあるそうです

 

中でも電池以外で多いのはこの3つです↓

  • 灰皿に入ったたばこ
  • 化粧品
  • 医薬品

これらは子供の手が届きやすい場所に、皆さん無造作に置いていませんか?

大人から見ればたばこの吸い殻なんて、口に入れる事は無いですが、子供にとっては興味をそそれれる対象なのです!

 

ましてや化粧品は色鮮やかなので、子供の興味をより一層そそる事でしょう

興味本位で口にして、急性中毒で病院に緊急搬送されると言う事例が、後を絶ちません

 

※子供の手が届く場所には、絶対に危険な物は置いてはいけません!

 

我が家の体験談を少しします

我が家の子供は双子なのですが、3歳の時おねーちゃんの鼻に、ビーズが入っていたことがありました

 

本人はもちろん親も、いつ鼻の中に入ったのか全く分かりません

親子ともども自覚は全くなく、妹がおねーちゃんの鼻に入っていたビーズを、お風呂の時に見つけてくれました。身長が一緒なので鼻の中に入ったビーズが見えたのかもしれませんね

 

このようにいつどこで鼻や口に入ったのかが分からない場合や、思い当たる節が全くない事だってあります。

 

子供の行動は、親の常識でははかれない部分がありますので、用心には用心を重ね危険な事を、徹底的に排除しましょう!

まとめ

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ボタン電池の誤飲は、年間を通して必ず発生している怖い事故です!

 

一瞬の隙に子供が間違ってボタン電池を飲まないように、親が気を付けていないと、取り返しのつかない状況になる事もあります

 

子供は口に何でも入れる時期が必ず来ますし、悪気があってしている訳ではありません

成長の過程で、そういった行動を取ってしまうのです!

 

 

この行動が原因で子供が危険にさらされるなんて、いたたまれません…

こうした事故が無くなるように、思いを込めてこの記事を書きました!

 

子供が誤飲しないようにするポイントを参考にして、みんなでボタン電池を含めた誤飲を無くしていきましょう! 

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